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海空青 - UMI SORA AO 世界を発見しよう。 Discover the World.

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Still


写真:日本、亀山 (Photo: Kameyama, Japan) 

例えどんな嵐が来ても
心落ち着かせ
魂を静かに保ち
山のように動じることないような
そんな強い心を持つことができたら

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Edo's Spirit


写真:日本、東京  (Photo: Tokyo, Japan)

ここは大江戸城下町
飛脚が風のように走り去り
べらんめぇ口調で瓦版が声を張り上る
かわいい町娘が賑やかな町に華を添え
粋な着物でお侍様が闊歩している

この町の人々は
おおらかさがあった
しなやかさがあった
志があった
覚悟があった
勢いがあった
人生を楽しむ余裕があった

脈々とつながる悠久のときをへて
今日、この身にもその血が流れる
受け渡されたこの命
一花咲かせ
潔く散ることを願う




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Castle in the Sky


写真:日本、東京 (Photo: Tokyo, Japan)

トトロの森を抜けてやってきたのは天空の城
迷路のような建物をかいくぐり
塔の一番上に登りつめ
茂った草むらに隠れた道を辿ると
憂いを帯びたロボット兵が
静かにたたずんでいた

重厚な体にそっと触れると
お日様の暖かさを感じる
一陣の風が草むらを撫で
清々しい緑のにおいが鼻をくすぐる

この場所には魔法が漂う
創作と
創造と
遊び心が織り成す
イマジネーションという魔法

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Alone Time


写真:日本、京都 (Photo: Kyoto, Japan)

一人になりたくて朝の京都の町を歩いた
歩き回った末に西本願寺にたどり着き
誰もいない境内に足を踏み入れる

街中にあって人っ子一人いないお寺
本堂が開放されていたので
畳の香りがする静かなお堂に入り
仏様と向かい合って正座する
きらびやかなお堂で聞こえるのは
風に揺られて擦りあう木々
さえずる鳥の声
外を行きかう車の音と
自分の呼吸する音だけ

穏やかな仏様の顔を見つめていると
ふと涙が流れた
何が悲しいわけでなく
ただ涙が流れた

大人になって泣くことが少なくなった
悲しいことや苦しいことがないわけじゃなく
泣くことを我慢することを覚えたからだ
でも、大人になっても泣きたい時だってある
一番弱い自分に戻りたくなる時だってある
子供のときみたいに素直に感情を表したい時だってある

誰もいないお堂の中で
仏様が優しく見つめてくれる中で
あたしは子供に戻ったのかもしれない
我慢していたいろんなものを
一時だけ肩から下ろして
素直になりたかったのかもしれない

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The Hermit


写真:台湾、台北 (Photo: Taipei, Taiwan)

ちょっとハイキングと思い立って
象山を登ることになった
やってくると、意外な急斜面に迎えられ
ひーひー言いながら階段を上がり
日々の運動不足が身にしみる

山の中腹まできて断念したのだが
それでも景色は最高だった
山から見下ろす台北市は
闇夜に浮かびあがるオーロラのように
さまざまな色を放ちながら輝いていた

闇の山腹から見下ろす光は
思考を彼方に飛ばしてくれる
毎日の喧騒から離れて
自分を、人生を、
客観的に見させてくれる
仙人たちが山にこもって
悟りを開くその心境を
少し体験したような気分になる

この闇の山腹で
心穏やかに
今後の自分について
物思いにふける

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